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about DADA

盛岡市向中野に誕生した「comfort dining DADA」は、建築と料理、それぞれの世界で研鑽を積んできたオーナーとシェフが出会い、レストランという非日常の物語を愉しむべく創造された場所。
魅力的なワインセレクトと、五感を震わせる洗練されたフレンチのマリアージュ。
深いくつろぎに満ちながら、オトナの遊び心をくすぐる刺激をもちりばめた店内は、盛岡に今までなかった圧倒的な空間です。
ひとつひとつに思いをこめた上質のサービスで、心ゆくまで至福の時間をお楽しみください。

Story DADA

「昔は、見渡す限りの田んぼだったのにね…」
以前の向中野を知る人は、そう口を揃える。今は、どうだろうか。有名商業施設が建ち、整然と真新しい住宅が並ぶ。

そんな人気エリアに最初は単純に事務所用地を探していた。
スタッフの人数も増え、起業した当時の20坪の事務所では、手狭になっていたからだ。

それが、苦戦した。小さすぎる。大きすぎる。価格が…場所が…

3年程経った頃だろうか。「入札になりますけど、いかがですか?」と、見せられたそれは、メイン通りから1本入った通り。立地は最高。でも、少し大きいな…しかも入札。
しかし、これを逃したら次はもうないかもしれない。
今まで紹介された中では、はるかに総合点が高かった。

「やってみよう」 そう決断するのに時間はかからなかった。

それからは、スタッフと入札についての情報を集めて回った。
まずは、入札に勝てなければ、何も始まらない。
他に手を挙げている会社は、最終的にうちともう1社、2社での入札と連絡をもらっていた。
勝てるだろうか…

それは、入札数日前の突然のことだった。
「もう1社がビジネス上の理由で、入札を辞退したいとの連絡がありました。」
「えっ。この後は、どうなるんですか?」
「申し込み期限は終了していますので、御社に決定です。」

新たな歴史をスタッフやお客様と刻み始めた、瞬間だった。

想像していたよりも少し大きめの土地だったから、事務所用地と残りは住宅用に分譲することにした。
「それにしても、この場所に事務所だけとは勿体ない。何か他に…」
その場所を見た時から、そうは思っていた。

考えても考えても、答えは頭の隅にある思いへとたどり着く。

「レストランを、やりたい。」

ワイン好きということもある。
それに東京で出会った、ただ騒がしいとは違う心地良い喧噪をまとった雰囲気の中、出される洗練された料理。
計算された距離感と、誇りをもって繰り出されるサービス。
大きくて圧倒的にかっこいい、空間。

その全てを兼ね備え、この地域でオンリーワンの存在になって、そこを目指してわざわざ
人が集まるような、レストランを作ろう。そう決断した。

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